車を所有しているご家庭ではカーポートの設置を検討している人も多いでしょう。カーポートを選ぶ際には見た目の好みはもちろんですが、「その地域特有の気候」にも目を向けなければなりません。

そこでこの記事では、弊社「サニーズガーデン」が本社を構える愛知県一宮市に適したカーポートについて解説します。
あわせて弊社が一宮市で実際に行ったカーポートの施工事例について、写真や費用を添えてご紹介します。一宮市でカーポート設置をご検討中の場合には、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもカーポートってなに?

「カーポート」とは柱と屋根だけの簡易的な車庫のことです。周囲に壁がないため防犯性は劣りますが、車の乗り降りをするときにドアを気兼ねなく開けたり大きな荷物の出し入れが楽だったりと、実用性に優れている点がメリットといえるでしょう。

また屋根がまったくない場所に駐車するのと比べて太陽光を遮ったり雨をしのいだりしてくれますので、車の日焼けや汚れの防止にもつながります。
基本的に柱が立てられる場所ならどこでも設置できるため、駐車スペースが限られている場合におすすめです。

カーポートとガレージの違いとは?

「ガレージ」とは屋根だけではなく3〜4方面に壁やシャッターがある車庫のことです。
車がスッポリと中に収まり外側からは見えにくくなるため、防犯性に長けています。また雨風が吹き込みづらくなり汚れにくい点も嬉しい特徴です。
ただし設置費用はカーポートと比較すると高くなる傾向にあります。

一般的なカーポートの種類

カーポートの構造体で使われているおもな素材は「アルミ」または「スチール」のどちらかです。

カーポートの構造体でよく使われる素材

素材特徴
アルミ・スタンダードな素材
・軽量で丈夫、サビにくいなどの機能性に長けている
スチール・サビやすく防錆対策が必須だが、アルミよりも安価

またカーポートの屋根材によく使われるのは「ポリカーボネート」「アルミ」「スチール」の3種類です。それぞれの特徴は下記をご参考ください。

カーポートの屋根でよく使われる素材

素材特徴
ポリカーボネート・プラスチック製の板で作られたスタンダードな素材
・弾力性、熱、強度に優れていて劣化しにくい
・デザインやカラーバリエーションも豊富
アルミ・軽量で丈夫、サビにくいなどの機能性に長けている
・スタイリッシュな印象を与えるため、柱もアルミに揃えるとおしゃれ
スチール・サビやすく防錆対策が必須だが、カクカクと折り曲げて形作り強度を高められる(折板カーポートという)

以前は「アクリル」や「塩化ビニール」の素材も使われていましたが、劣化しやすいため最近ではあまり見られなくなりました。

カーポートを設置するときにおすすめの床材

カーポートの床材には丈夫な「コンクリート」や「砂利」をおすすめします。これは駐車場の床材にはかなりの負担がかかるからです。
たとえば軽自動車なら約1トン、ファミリー層に人気のミニバンなら2トン近くの重さがあります。

また耐久性やデザイン性が高い「レンガ」や「自然石」も人気です。おしゃれさを重視したい人は検討してみてください。

そのほか上品な見た目に仕上がる「タイル」の選択肢もありますが、耐久性が低く割れやすいため床材にはあまり適していません。もしタイルを希望する場合には、駐車場用の固く焼き締められたタイル材を選びましょう。

愛知県一宮市でカーポートを設置する際の注意点

次に愛知県一宮市におけるカーポート設置時の注意点を2つ解説します。

注意点①:台風に備えて”耐風圧が高い”製品を選ぶ

一宮市でカーポートを設置する場合には、まずは耐風性が高い製品を選ぶようにしましょう。

愛知県は台風が多い地域としても有名だからです。気象庁による台風上陸数の集計結果では、愛知県は47都道府県中7番目に多い県でした(参考:国土交通省気象庁_上陸数 ※1951年~2021年第1号まで)。

カーポートのような大きめの外構が台風によって飛ばされてしまえば大事故に繋がります。また飛来物によってカーポートが壊れれば、そのあとの修理代も軽視できないでしょう。
このため、ある程度の台風にも負けない丈夫なカーポートを選ぶ必要があります。

注意点②:万が一のために”耐積雪強度”もチェックしておく

カーポートを選ぶときは、耐積雪強度もチェックしておくとよいでしょう。

愛知県は豪雪地帯ではありません。しかしそれほど雪は降らなくても、まれに大雪被害が発生するケースもあるのです。
たとえば2014年2月に関東地方を襲った雪害は記憶に新しいかもしれません。この雪害ではあまり雪が降らない地域でも30〜40cmほどの雪が積もり、その重さに耐えられずにカーポートの屋根が割れてしまう事故も起こっています(参考:国土交通省_建築物の雪害対策について 報告書)。

このため一宮市でカーポートを設置するときも「雪の心配はないだろう」と考えるのではなく、万が一に備えて積雪に強い製品も検討しておきましょう。
もし積雪に強いカーポートをお探しの場合には、スチール板を波のように折った形状の「折板(せっぱん)カーポート」もおすすめです。こちらは一般的なカーポートよりも積雪や風に強い作りとなっています。

【写真付き】一宮市で施工したカーポートの実例を3つ紹介

ここからは弊社「サニーズガーデン」が、一宮市で実際に行ったカーポートの施工事例を3つご紹介します。

実例①:ゆったりとした駐車場スペースに2台用カーポートを設置

・費用:約35万円(カーポートの製品+施工費用のみ)
・製品:LIXIL「ネスカR」(54-54型・標準柱)

こちらのお客さまは「とにかくシンプルで機能的な外構を!」とのご希望でした。

そのためミニマムなエクステリア空間を目指し、ゆったりとした駐車場スペースに2台用カーポートを設置しました。外壁とあわせてシックな印象になるようにブラックカラーを選んでいます。
また生活の利便性を高める大型の宅配ボックスや、玄関ポーチの真横に立水栓を設置しました。立水栓があることで、家に入る前にしっかりと手を洗えます。

実例②:駐車するときに柱が邪魔をしないカーポート

・費用:約60万円(カーポートの製品+施工費用のみ)
・製品:LIXIL「フーゴ Fタイプ」

「4本柱のカーポートだと駐車するときに柱が邪魔だから、駐車をスムーズにできるカーポートにしたい」とのご要望だったこちらのお客さま。

LIXILの「フーゴ Fタイプ」は柱の位置を自在に設定できるため、車の出入りがとてもスムーズです。
正面右前の柱を右のほうへ移動させたことで、柱を気にせずに駐車できるようになりました。

実例③:積雪にも強いダイナミックな折板カーポート

・費用:約70万円(カーポートの製品+施工費用のみ)
・製品:オリジナル折板カーポート3台用「アイカーポート」

こちらのお客さまは「とにかく丈夫で積雪にも強いカーポートを希望」とのことでした。
前述のとおり、風や積雪にも負けない耐久性で選ぶなら折半カーポートがおすすめです。折半カーポートには柱や屋根材のサイズ、位置の調整が容易といった利点もあります。

そこで弊社の取引先アルミ商社オリジナル商品「アイカーポート」を選定し、お客さまのご希望を叶えました。
加えて建物敷地内に通っている給水配管や排水管など、さまざまな配管に支障が出ない位置を見極めたうえで施工しています。

まとめ

カーポートがあれば大切な車をキレイに維持できるだけではなく、エクステリア空間も充実します。しかし見た目だけにこだわっていると、その土地に適した機能性を見極められなくなってしまうため注意が必要です。
一宮市でカーポートを設置する場合にはまずは「耐風圧」、さらに「耐積雪強度」にも気を配るとよいでしょう。

エクステリア・外構工事を専門的に請け負う弊社「サニーズガーデン」では、丁寧なヒアリングをもとにお客さまの理想の庭づくりを叶えます。

愛知県一宮市を中心に稲沢市・岩倉市・江南市など幅広く対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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